「家を建てよう」と決意してから、早くも三年が過ぎました。
急いで建てる理由もなかったので、「いい土地をゆっくり探そう」と夫婦で話し合って家作りをスタートさせたのですが、気づけば三年も経ってしまい、少し焦り始めていました。
「このまま土地が見つからなかったらどうしよう…」と悩んでいましたが、長年の土地探しが実ってついに理想の土地が見つかり、契約することとなりました。
三年間の土地探しの失敗したところは?
どうやって理想の土地を見つけることができたのか?
土地が見つかるまでの三年間を振り返りますので、土地が見つからずに悩んでいる方はぜひご覧ください。
Contents
土地探しのきっかけ
パパぶたが家を作ろうと決めたのは、子供が一歳になった頃でした。
子供の荷物が増えてきてアパートが手狭になってきたのと、小学校の学区が決まるまでには家を建てておきたいと考え、まずは土地探しからスタートしました。
長い土地探しの始まり
インターネットで検索
まず最初に試してみたのが、インターネットでの土地情報の検索です。
スマホ・パソコンなどがあればいつでも調べることができるため、空いた時間に調べてみました。
いろいろなホームページを調べてみましたが、インターネットで得られる土地情報はとても分かりづらいです。
細かい場所が書いてなかったり、写真や図面がなくて土地の形が分からなかったり、専門用語の意味が分からなかったり、素人には難しいものばかりでした。
土地探しの最初の頃はインターネットで検索をしていましたが、徐々に検索は減る結果となりました。
ハウスメーカーに相談
次に試してみたのが、ハウスメーカーでの土地探しです。
住宅展示場で家を見学するのと合わせて、ハウスメーカーの営業に土地探しもお願いしてみました。
インターネットでの検索と違い、直接会って話をすることができるため、細かい土地の話や分からないことが質問できるなど、勉強できることが多かったです。
また、ハウスメーカーは複数の不動産会社の土地情報を持っているため、一度相談するだけで複数の候補を提示してもらうことができました。
ですが、当然いいことばかりではありませんでした。
やはりしつこい営業はいます。断った土地を何度も進めて来たり、土地が決まる前に建物の契約を進めようとしたり、「この人とはうまくいかなそうだな・・・」と感じる営業もいました。
また、複数のハウスメーカーに土地探しをお願いする場合、それぞれのハウスメーカーで同じ話をしなければいけません。
希望の土地の条件や予算はもちろん、住所・氏名・勤務先・年収等の情報もハウスメーカーごとに伝える必要があります。
最初のうちはいいのですが、何社もハウスメーカーを回って同じ話をしていると、正直疲れてきます。一つのハウスメーカーに話をするだけで1~2時間はかかってしまいますので、時間に余裕のあるときに回るようにしましょう。
不動産会社での地上げ
最後に試してみたのが、不動産会社での地上げです。
地上げとは、購入したいけどまだ売りに出ていない土地を、土地所有者に直接売ってほしいと依頼する方法です。
不動産会社で土地探しをしているときに提案され、試してみました。
不動産会社が土地所有者に交渉をしたところ、何箇所か売ってもいいという土地が出てきましたが、結局は金額が高く諦めてしまいました。
「売ってほしい」とこちらからお願いしている以上、やはり売主は強気の金額を提示してきます。
予算がある場合は「地上げ」もいい方法ですが、パパぶた家の場合は金額の都合で断念して終わりとなりました。
苦節三年。理想の土地が見つかった方法は?

三年間土地を探し続けてきたパパぶた家が購入することになった土地は、ハウスメーカーから紹介してもらった土地でした。
具体的に言うと、ハウスメーカーが分譲地として売り出すことになった土地です。
このハウスメーカーの営業担当が、土地の売り出しが決まったと同時に我が家に一番に情報を持ってきてくれ、希望にぴったりあう土地だったのですぐ決定しました。
今回の土地は、インターネットにも不動産屋にも出回っていない土地で、唯一このメーカーと話をしていなければ買うことができない土地でした。このメーカーと話をしておいてよかったと心底感じました。
土地を探している人に伝えたい、三年間の反省点
わが家は土地が決まるまでに三年間もの時間がかかりました。家づくりを急いでいなかったとはいえ、正直時間をかけすぎたかなと反省しています。
そこで、今土地を探している人がいい土地に巡り合えるように、三年間の反省点をまとめてみました。
たくさんのメーカー、不動産屋に相談すべき
まずはたくさんのハウスメーカー、不動産屋に相談してみましょう。それぞれ抱えている物件が違いますので、できるだけ相談してみるのが一番です。
ですが、たくさんのハウスメーカーを回るのは時間がかかります。移動時間、打ち合わせ時間を考えると、1件見るだけで1~2時間はかかってしまいます。また、お子さんがいる場合は、お子さんが飽きてしまって打ち合わせどころではなくなってしまい、なかなか多くのハウスメーカーを回ることができなくなってしまいます。
そこで試してもらいたいのが、ハウスメーカーの資料一括請求です。
これは、積水ハウスやパナホーム、ダイワハウスなどの大手ハウスメーカーに一括で土地情報を請求することができます。
資料請求と言っても、ただカタログが届くだけではありません。
間取りプラン、資金計画、土地情報と、家づくりをする上で必要不可欠な3点セットを作成して送付してもらうことができます。
しかも、この資料請求は一切お金がかかりません。無料で請求することができます。
実は我が家もハウスメーカー巡りをしていたのですが、子供と一緒だと思うように相談することができず、途中からこの一括請求を利用し、各ハウスメーカーに土地探しをお願いしました。子育て中のかたにとって、子供の世話をしながら住宅展示場を回るなんて行為は、過酷な重労働です。
といった情報を毎回話さないといけないんだよね・・・。でもこのサービスなら、こういう情報をまとめてハウスメーカーに送ってくれるから、何度も同じ説明をする必要がないよ!
家にいながら無料で土地情報を探すことができますので、是非一度お試しください。
ちなみに、わが家の資料請求についてはこちらの記事で紹介しています。

土地にかけられる予算を把握していなかった
土地の購入代金にいくらお金をかけられるか把握していますか?
もしいい土地に巡り合えても、土地の購入代金にいくらお金をかけられるか把握していないと、せっかくの土地を購入することができません。
実は、パパぶた家が土地を探し始めてから1年後に、「購入してもいい!」と思える土地が売りに出たのですが、当初考えていた予算より高い金額だったので購入することができませんでした。
しかしその後、ライフプランを作成してもらったところ、家づくりの予算が増え、実はその土地を購入しても問題なかったことが分かりました。
「土地の購入代金?1,000万円くらいかな?」という甘い考えではいい土地が出てきても購入することができません。事前にライフプランを作り、土地の購入にいくらお金をかけることができるかをきちんと把握しておくことをオススメします。
ライフプランの作成については、こちらの記事をご覧ください。

比較リストの作成
土地情報をもらったら、そのままほったらかしにしてはいけません。
いろいろなところから土地情報が集まってきますので、必ずリスト化し、どの土地が総合的にいいのかを判断できるようにしておきましょう。
リストを作らないと、新しい土地が出てきてもその場でなんとなく「良い」・「悪い」を判断してしまいます。
「なんとなく」判断をしているだけでは、土地探しは進みません。
リスト化しておくことが重要で、新しい土地が出てきたときに求めている条件とどれくらい合致しているかを確認することができ、さらに過去の土地と比較することもできます。
なぜダメだったのか、求めている条件と何が違ったのか、何が足りなかったのか、きちんとリストに残しておきましょう。
これに関しては別の記事にしていますので、ご覧ください。

営業とは親身に相談を
知り合った営業担当とは、親身に接しておきましょう。
新しい土地情報が出てきた場合、土地を探しているお客さんの中から誰を優先的に紹介するかは、営業担当次第です。
つまり、せっかくいい土地が出てきたとしても、他のお客さんに先に紹介されてしまい、購入されてしまう可能性があります。
営業担当と親身になっていれば、先に紹介してもらえる可能性が高くなりますので、できるだけ仲良くなっておきましょう。
「営業がしつこくて相手にしてられない…」という意見もありますが、いい情報を手にいれるためにも仲良くなっておくことをオススメします。
まとめ
わが家は三年で土地を購入することが決定しました。運がよく、ほぼ理想としていた土地を購入することができ、とても満足しています。
土地の購入は、すぐに決まる人もいれば、いい土地を長く探している人もいるかと思います。
もちろんその家族の考え方次第ですが、これから一生住むことになる土地ですから、できるだけ理想の土地に近い土地を購入できるようにしたいですよね。
今回紹介した方法を参考に、理想の土地が購入できるように頑張りましょう!