家の中で一番過ごす時間が長いのはリビングです。そんなリビングですから、家族みんながリラックスできる空間を作りたいですよね。
パパぶた家も、「リビングを居心地のいい空間にしたい!」と考え、朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムという床材を採用することにしました。
ですがこのライブナチュラルプレミアム、木材選びがとても悩みます。パパぶた家は「オーク」と「ブラックチェリー」の二種類で最後の最後まで悩みました。
あまりに悩みすぎて、ライブナチュラルプレミアムが実際に引いてある展示場5か所、現場見学会1か所、朝日ウッドテックのショールームまで見学に行き、木材を比較してきました。
そこでこの記事では、パパぶたが調べてきたライブナチュラルプレミアムの「オーク」と「ブラックチェリー」の比較をまとめましたので、ぜひご覧ください。
Contents
ライブナチュラルプレミアムってなに?
ライブナチュラルプレミアムとは、朝日ウッドテックという会社が発売している床材で、天然の木を厚さ2mmで挽いている床材です。
通常のフローリングは集成材といって、小さな木材を接着剤で張り合わせたものを使用しています。
ですがこのライブナチュラルプレミアムは天然の木を挽いているため、集成材では味わえない天然の木ならではの木目や経年変化、質感を味わうことができます。
オークについて

オークは、イギリスでは「森の王」と呼ばれており、古くから建築や家具に使われています。家具を選びに行くときは、間違いなく見ることができる木材です。
力強い木目が特徴的で、明るい雰囲気の色となっています。
オークのメリット
家具の色を合わせやすい
木材の中では明るい色なので、家具の色と合わせやすいです。
同じオーク材もいいですし、ウォルナットなどの濃い色の家具との相性も抜群です。
部屋が明るく見える
色が明るいため、部屋全体が明るい雰囲気になります。家のなかを明るい雰囲気にしたければ、オークが間違いありません。
木目がはっきりしている
他の木材よりも木目がはっきりとしています。木目がはっきりしているとそれだけで部屋全体が高級な雰囲気になります。
広い世代に好まれる
床材以外にも様々な家具で使われる木材のため、幅広い世代に好まれます。今後数十年住む家になりますので、年齢が変わっても好まれるオーク材を選ぶのもいいでしょう。
オークのデメリット
使われている家庭が多い
幅広い世代に好まれており、家具等でも使われている木材のため、数多くの家庭で使われています。
そのため、せっかくライブナチュラルプレミアムのオーク材を使ったとしても、「よく見る色だな」となってしまうこともあります。
緑がかっているように見える
天然の木ですので使う場所にもよりますが、若干緑色に見えるような部分があります。
これに関してはパパぶたの目で見た感じの色になりますが、パパぶたとしては気になるところでした。
ブラックチェリーについて

ブラックチェリーは高級家具に使われる木材で、時が経つほどに色が濃くなり、飴色の艶が出てくるのが特徴です。
ブラックチェリーのメリット
肌触りがなめらか
ライブナチュラルプレミアムの商品はどれも肌触りがいい商品ですが、そのなかでもブラックチェリーが一番肌触りがいいです。
木の違いによって肌触りが変わりますが、オークのように木目が多いものと比べるとまったく違います。
髪の毛などのごみが目立ちにくい
色が濃いため、髪の毛などのごみが目立ちづらいです。
毎日掃除ができれば問題ありませんが、忙しいとそういうわけにもいきませんので、忙しい方にはうれしいメリットです。
また、色が濃いと細かな傷が目立ちにくいというメリットもあります。
年数がたつにつれて色の味わいが増してくる
ブラックチェリーは最初は薄い赤色ですが、年数が経つにつれて濃い赤色に変わっていきます。
この濃い赤色がとても美しい色で、部屋を落ち着いた雰囲気にしてくれます。
ブラックチェリーのデメリット
家具の色を合わせにくい
オークと比べ、家具の色を合わせづらくなります。
ブラックチェリーと相性がいいのはウォルナット系の濃い目の色です。もちろん明るめの色でもいいですが、年数が経つにつれてブラックチェリーの色が濃くなっていくことから、ウォルナット系の濃い色の家具を選ばれる方が多いです。
経年による色の変化に要注意
ブラックチェリーは他の木材と比べ、経年による色の変化が激しい木材です。

上の写真ですが、左側の本になっているものが新品のブラックチェリー。右側が3年経ったブラックチェリーです。
わずか3年ですが、色が濃くなってきているのが分かります。
この色の変化が人気の理由の一つですが、同時に嫌われる理由の一つでもあります。
ブラックチェリーの新品の状態の色が好きな人にとっては、こんな風に色が変わってしまうと好みの色とは違う色になってしまうため要注意です。
また、色が変わることを知っていても、「こんなに変わるとは思っていなかった」と言う人も多いです。

上の写真も、ライブナチュラルプレミアムのブラックチェリーです。こちらは新品ではなく、5年経過した状態になっていますが、新品よりも色があせているように見えると思います。
実はこの写真、左側はラグを引いて5年経過した状態、右側は窓際でずっと日光を浴びた状態の写真になっています。
ブラックチェリーは普通は色が濃くなっていきますが、日光にあたると劣化によって色があせていきますので注意してください(窓際で光があたっているため、本来の色より明るく写っております)。

同じ現場でも、日が当らない部分はこのような色になります。
ご覧のとおり、設置されている場所によっても全然色が変わってくるのがブラックチェリーです。
ブラックチェリーを採用するときは、必ず新品の状態と数年経った後の状態を確認するようにしましょう。
ライブナチュラルプレミアムの色決めに悩んだときはどうする?

魅力的なライブナチュラルプレミアムですが、種類が多く、かつ経年によって色が変わることから、どの木材を選ぶか悩まれる方が多いです。
「思っていた色と違った」ということにならないように、必ず実物を確認してからどの木材を採用するか決めましょう。
現場見学
まずはライブナチュラルプレミアムが施工されている現場を見学しましょう。
展示場や完成見学会、朝日ウッドテックのショールームなど、見学できる場所はいろいろあります。
ここで気を付けてもらいたいのは、かならず複数箇所の見学に行くことです。
ライブナチュラルプレミアムは天然の木を使うため、現場ごとに雰囲気が変わります。
また、施工されたばかりのものと年数が経過したものでは色が変わってしまい、かつ日当たりによっても色が変わるため、雰囲気が違います。
複数個所の現場を見学し、色の変化にも納得がいってからどの木材を使うのかを決めましょう。
写真での確認は要注意
わざわざ現地を見なくとも、Instagram(インスタグラム)やRoomClip(ルームクリップ)、ブログなどで色や雰囲気を確認することができます。
ですが、写真だけで色・雰囲気を確認するのはやめましょう。
写真は本人が知らないうちに様々な補正がかかっている可能性があり、実物の色・雰囲気とは違う可能性があります。
もちろん、見栄えを良くするためにわざと加工しているケースもあるため、これだけで判断するのは危険です。
写真はあくまで参考程度にしておきましょう。
ライブナチュラルプレミアムの人気No1は?
パパぶた家は朝日ウッドテックのショールームにいって全てのライブナチュラルプレミアムを確認してきました。
その時に案内してくれた営業にライブナチュラルプレミアムの人気の木材を聞いてみたところ、一番人気はブラックウォルナットでした。

ウォルナットは、世界三大銘木の一つで、ブラックチェリーと同様に高級な家具材として使われています。
茶色と黒が混ざったような濃い色のため、家の中が引き締まり、落ち着いた雰囲気となります。

また、ブラックウォルナットは年数が経つにつれて色が明るくなっていきます。写真の下側が新品の状態、上側が3年たった状態のブラックウォルナットです。
この明るい色が気に入ってブラックウォルナットを選ぶ人も多いとのことです。
ちなみに、二番人気はオークとブラックチェリーが同じくらいとのことでした。
ライブナチュラルプレミアムの値段は?
もともと見積もりに入っていたのは、積水ハウスでよく使われている「ナチュラルテイストフロア」という床材で、1㎡あたり5,500円でした。
その後、ライブナチュラルプレミアムに変更するために見積もりを取り直したところ、1㎡当たり14,300円という驚きの見積もりが出ました。
標準の床材と比較すると、その差額は8,800円/㎡になり、2.6倍の値段です。
使用する面積によりますが、パパぶた家の場合は約30万円の金額アップとなりました。
パパぶた家は2階建ですが、ライブナチュラルプレミアムを採用したのは1階のみです。家の中全てをライブナチュラルプレミアムに出来ればよかったのですが、これだけ金額が高くなってしまうと手が出ませんでした。
まとめ。パパぶた家が決めたライブナチュラルプレミアムの木材は?
オークとブラックチェリーのどちらにするか悩みましたが、最終的にはブラックチェリーを採用することに決定しました。
決め手となったのは、ブラックチェリーの数年経ったあとに出てくる飴色の艶の高級感です。これだけはオークや他の木材でも真似することができませんので、ブラックチェリーを採用することになりました。
それぞれの木材にメリット・デメリットがあります。それぞれの木材の特徴を把握し、お気に入りのライブナチュラルプレミアムを選びましょう!